設備の特徴

低ランニングコスト

活性炭の取り出し投入を行う必要のある活性炭処理従来法と比較すると、大幅にランニングコストを削減できる。
従来法 項目 Jトップ方式
活性炭の取り出し・投入に人手がかかる 労力 自動再生のため不要
活性炭タンク内で微生物が繁殖 衛生面 再生時の過熱により殺菌
使用済み活性炭⇒廃棄物処分 廃棄物 なし
  1. 交換用活性炭購入費
    (1m³当たり約25万円/1回交換)
    活性炭1kg当たりの購入費用
    (約500円/kg)
  2. 使用済み活性炭処分費 (1m³当たり約3~4万円)
  3. 活性炭交換に伴う人件費 (1m³当たり約1~2万円)
活性炭1m³当たりの交換費用
計約300,000円
ランニングコスト
  1. 再生時の電気代又はガス代
    活性炭1kg当たりの再生費用
    (約6円/kg)
活性炭1m³当たりの再生費用
計約3,000円


1/100

排水処理1m³当たりの再生費用計算根拠

活性炭1m³で100m³の排水処理を行う場合のコスト(排水量や水質により処理量は変わります。)

処理量
100m³/日
活性炭塔サイズ
大型活性炭1m³ (500kg)
ヒーター
約18kW 4h×2 2,016円/日
活性炭塔 通水用ポンプ
約3.7kW 10h 518円/日
制御盤
約1kW 24h 336円/日
合計
2,870円/日
1m³あたり
約30円/m³

備考:電気代14円/kWhとして試算 。水蒸気供給がない場合、別途水蒸気供給に係るコストが生じます。

省スペース設計

攪拌槽や沈殿槽などの付帯設備は不必要であるので、コンパクトな設備設計が可能。

  • 2013年納品済み

50t/日処理施設設置面積 約12m³

設置及び運転が容易

ユニットタイプであるため、配管接続のみで設置する際の土木工事は不必要。
自動制御で稼働。タッチパネルで簡単操作可能。

タッチパネル操作画面

排水量の増加に伴う、活性炭塔の追加が容易に可能。

多様な排水、排ガスの処理が可能

特殊活性炭によりさまざまな分子サイズ、幅広い性質の物質を吸着処理可能。
特殊活性炭の構造
生物処理が困難な物質の処理も可能。
有害性有機物
項目 原水濃度 (mg/L) 処理水濃度 (mg/L)
ジクロロメタン (排水基準:0.2mg/L) 0.25 0.01未満
フェノール (排水基準:5mg/L) 26,000 1.2
トリクロロエチレン (排水基準:0.1 mg/L) 500 0.02
ジメチルホルムアミド 1,700 16
酢酸エチル 1,500 0.01未満
トルエン 34 0.03
グリシドール 3,000 0
フェニレンジアミン 3 N/D
難分解性有機物
項目 原水濃度 (mg/L) 処理水濃度 (mg/L)
1,4-ジオキサン (排水基準:0.5 mg/L) 150 0.4
プロピレングリコール COD 20,000 COD 100
1-モノメチルエーテル2-アセタート
ポリエチレン/ポリプロピレン COD 250 COD 50
排ガス
項目 処理対象空気 (mg/L) 処理空気 (mg/L)
メタクリル酸メチル 489 3
臭気指数 24 8
浮遊物質(SS)含有排水
項目 原水濃度 (mg/L) 処理水濃度 (mg/L)
BOD 430 31

凝集処理のための凝集剤等の検討をいたします。
さらに、活性炭処理前の凝集処理設備も提案させていただきます。

バイオマス消化液
項目 メタン発酵消化排液 (mg/L) 処理水濃度 (mg/L)
COD 160 4
BOD 240 9
大腸菌 1,000 (個/1cm³) N/D(未検出)
一般細菌 10,000 (CFU/mL) 10未満

環境負荷低減

活性炭は何度も再生可能であるので資源の有効活用が可能。焼却処分時に消費される莫大なエネルギーを削減。
処理水を用水として再利用可能な場合、工場のゼロエミッション化を促進。